今週の経済指標(20240219)


先週は米CPI前で一旦EAを止めたところ、まさかの上ブレで急激なドル買いとなり、ちょっとしたサプライズだったように思います。

盛大にチャートが動いたこともあり、無料EAの再稼働は少し遅らせ気味にしたところ、その後のやや値を戻しぎみの展開となり、エントリーは少なく結果微損となりました😅

無料EAにとっては荒く難しい相場が続きますが、先週は大きく引かされなかっただけ「良し」としておきます💦

逆に、米CPIでの指標トレードでは取れた人は多かったのではないでしょうか✨

先週は比較的静かに始まりましたが、火曜日の米CPIで予想に反してインフレ再加速を示したことにより、やや過熱気味だった市場の利下げ期待に冷水を浴びせる形となりました。

早ければ3月や5月での利下げ見通しは大幅に後退することとなり、急激に大幅にドルが買われる結果となりました…😱

ただ、その後はジリジリと値を戻し、米小売売上高の悪化(前回分も下方修正)などもあったことから、ドルが急騰した分の大半を戻す形となりました。

ミシガン大消費者態度指数では79.6と良好な結果となっていて、指標結果を見ていくと強弱入り混じりで、まだ方向感は判断しにくい……というのがチャートに現れているようです🤔

円相場については2月8日の日銀内田副総裁のハト発言以降「円売り」の流れとなっており、先週はそれに加えて、四半期GDPが2期連続でのマイナス圏になったこと💦、個人消費のマイナスが続いていること💦…が円売りを後押しする形になっているように思います。

先週のドル円は米CPI時に一時150.8円台まで上げ、一時値を戻す場面もありましたが、結局は150円台をキープして引けました。

円は売られやすい環境にあるように見えますが、今後は口先介入が白熱してくることも考えられ、151円を超えて152円が見えてくると実弾介入もより現実的となり……よりデリケートな状態になってくるものと考えれます。

この水準になってくると、トリッキーな動きが目立つようになり、テクニカル要因で判断しているEAにとっては難しい相場になる可能性が高くなるように思います。

無料EAでのドル円の通貨ペアについては、より慎重に行ったほうがいいかもしれません🤔

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
2月13日(火曜日)
英・雇用関連指標 堅調
  • 雇用者数+7.2万人、失業率3.8%(前回4.2%)
  • 強いポンド買へ📈
米・消費者物価指数CPI 上振れ❗️
  • 予想外のインフレ再加速
  • 利下げ期待後退
  • 急激なドル買い😱
2月14日(水曜日)
英・消費者物価指数CPI 鈍化
  • 前月比-0.6、前年同月比4.0%いずれも予想値を下回る
  • 売り圧力→雇用関連分の買いを帳消しに📉
2月15日(木曜日)
米・小売売上高 悪化
  • 雑貨、自動車、ガソリンが足を引っ張り、-0.8%と大幅な下落📉
  • 前回(12月分)も下方修正
  • ドル売り圧力🤔
2月16日(金曜日)
米・ミシガン大消費者態度指数 79.0→79.6
  • 小売売上悪化でも消費者心理は更に回復…🤔

今週の注目点

今週は特別ヤバそうな指標は予定されていませんが、「米・FOMC議事要旨」、「欧・英・米・製造業、サービス業PMI」あたりが注目されると思います。

ドル円では152円前後で実弾介入…と見ている人が多いようですが、円安が進むにつれて口先介入のボルテージが上がってくると思われます🤔

過去の文言から推測すると、「レートチェックをした…」、「断固たる処置を取る…」、「投機的な動きには…」、「過度な変動は経済と金融に有害…」といった発言があった場合は、早い段階で実弾介入が行われる可能性が高いので、口先介入の内容にも注意したほうが良いと思います。

また、直接相場に影響はないと思いますが、週末24日土曜日には共和党の予備選挙がサウスカロライナ州で行われます。

今までは惨敗続きのヘイリー氏ですが、サウスカロライナは地元であり注目している人も多いようです。

下馬評ではトランプ氏有利と伝えられており、ここでヘイリー氏が負けるようだと共和党候補はトランプ氏がかなり濃厚になると思われます。

今週の無料EA運用スタンス

今週は月曜日が米国市場の休場、金曜日が東京市場の休場なので、稼働開始は遅らせ気味で終了は早めが無難なので、やや稼働時間は短くなると思います。

稼働開始は、火曜日の「豪・RBA議事要旨」確認後…、終了は木曜日のNY時間後半〜終盤あたりが無難ではないかと思います🤔

注目の経済指標とイベント

今週は少ないので若干レベルを落としてピックアップしています。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
2月19日 米・休場 USD
加・休場 CAD
火曜日
2月20日 09:30 豪・RBA議事要旨 AUD
水曜日
2月21日 28:00 米・FOMC議事要旨 USD
木曜日
2月22日 18:00 欧・製造業、サービス業PMI EUR
18:30 英・製造業、サービス業PMI GBP
19:00 欧・消費者物価指数HICP EUR
22:30 欧・ECB議事要旨 EUR
23:45 米・製造業、サービス業、総合PMI USD
金曜日
2月23日 日・休場 JPY

順に見ていくと…


2月19日(月曜日)

北米市場は休場となりますので、NY時間〜翌日東京時間前半あたりまでは普段と様相が違ってくる可能性があるので少し注意が必要です。

EAの運用開始は、少し後ろにずらし気味にしたほうが無難なような気がします。


2月20日(火曜日)

19時30分「豪・RBA議事要旨」

声明文と趣旨が大きく違ってくることは考えにくいので、スルー気味ではないかと思いますが、稀に大きく動くこともあるので一応注目しています。

豪ドルの通貨ペアのEAについては、「豪・RBA議事要旨」公開後の様子を見て稼働開始させるのが無難だと思います。


2月21日(水曜日)

28時(22日AM4:00)「米・FOMC議事要旨」

1月のFOMCでは目先(3月)の利下げは否定していましたが、早期の利下げの可能性にも触れていたことから、より踏み込んだ内容が書かれていないか注目されていると思います。

具体的には、FRBはどの指標を重視しているのか、どのような条件が整えば利下げに動くのか…などについてヒントとなるような記述があれば、現状と比較して反応する可能性もあると思います。

個人的にFRBのイベントは事前にEAを一旦止めることにしています。

大きく反応しなければ様子を見て再稼働、大きく反応した場合は少し時間をおいて再稼働…といった感じで考えています…😇


2月22日(木曜日)

18時から順に主要国「製造業、サービス業PMI」の集中発表があります。

欧・英・米については反応する可能性が比較的あるので、発表時間は注意するようにしています。

19時「欧・消費者物価指数HICP」

ダメっぷりが際立つユーロは、単独要因で動きにくくスルー気味な気もしますが、一応注目しています。

22時30分「欧・ECB議事要旨」

ハト化が目立つECBですが、議事要旨の内容がそれほどハト的でなかったり、意外とタカ的だった場合は多少のユーロ買いが入る可能性もあるので、一応注目しています……(たぶんスルー気味だと思いますが💦)


2月23日(金曜日)

天皇誕生日により東京市場は休場となります。

東京時間は参加者の減少、ロンドン以降はポジション整理と…EAにとっては微妙な環境なので、今週は早めに切り上げたほうが無難かもしれません…😅

今週も慎重に頑張っていきましょう✨








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