先週は米CPIで大きく動いたことで無料EAを停止したことにより、負けトレードは無かったもののエントリーは少なめで+21pipsと微益で終わりました。
結果的には米国指標でガツンと動いてアジア時間から戻りが深めに入る…という、トレンドフォロー型EAにとっては嫌なパターンでしたが、米CPIで一旦EAを止めたことと再稼働を少し遅らせたことで、損失を回避できたのではないかと思います😇
エントリーが少なめで心理的に物足りない感じもしますが、爆損1回の回避は爆益1回と等価…とも考えられるので結果オーライとしておきます😅
先週のドル相場については、火曜日の米PPIで前回値が大幅下方修正されたことや、アムステルダムで開かれた銀行関連のイベントでのパウエル議長の発言あたりから売りが優勢となりました。
パウエル議長の発言では、「次の動きが利上げになる可能性は低い…」といったことや、「政策金利を当面維持する可能性の方が高い…」といったような、目先の利上げが無いことを強く示唆する内容が利上げ期待を払拭しドル売りを誘ったと考えられます🤔
翌日についても、注目だった米CPIの鈍化と米小売売上高が予想を下回ったことにより、さらに売り込まれる形となりました。
その後は、日本の指標による円売りドル買いの反動や、FRBメンバーからドル売りを牽制するような感じのタカ発言などにより多少買い戻されましたが、全体的にドルは売りが優勢の週となりました。
円相場については、前週のイエレン財務長官の介入牽制発言が効いているようで、ジリジリと円売り優勢で始まりましたが、米CPIと小売売上の悪化によるドル売りの反動で円が大きく買われる展開となりました。
その後は日本のGDP悪化により再び円売りとなり、週末に向けてのドル買いと合わせて、ドル円は急激に値を戻しまして、結局は先週の始値に近い水準での引けとなりました💦
先週の主だった出来事
経済指標(イベント) | 結果 | 一言 |
5月14日(火曜日) | ||
米・生産者物価指数PPI | 前回値
大幅下方修正 |
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米・FRBパウエル議長 講演 | 利上げ否定的 |
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5月15日(水曜日) | ||
米・消費者物価指数CPI | 予想を超え減速 |
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米・小売売上高 | 予想を下回る
前回値下方修正 |
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5月16日(木曜日) | ||
日・四半期GDP | 大幅悪化❗️ |
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今週の注目点
今週は特別大きな経済指標やイベントは予定されておりませんが、中程度の動きそうな指標等はバラバラと散りばめられているので、それなりに気を使う週となりそうです🤔
火曜日にはECBラガルド総裁とBOEベイリー総裁の発言があります。
特にECBについては6月利下げと見る向きが多いのですが、最近の経済指標結果を受けてもなおその流れに変更はないのか気になるところです…🤔
万一強めのタカ発言が出たりした場合は反応するかもしれませんので…💦
余談ですが、FRBパウエル議長は新型コロナに感染したらしいので、発言は無いかもしれませんが、他のFRBメンバーの発言は予定されていますので一応注意したほうがいいかもしれません。
今週の無料EA運用スタンス
事前に無料EAを止めるほどのイベントは無いかもしれませんが、個人的にFRB絡みのイベントでは一旦EAを止めることにしていますので、FOMC議事要では一旦停止予定です。
今のところは引かされていませんが、引き続き慎重に行こうと思います😅
注目の経済指標とイベント
*日時はJST(日本時間)です。
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
---|---|---|---|---|
月曜日 | ||||
5月20日 | – | 加・休場 | CAD | – |
火曜日 | ||||
5月21日 | 17:00 | 欧・ECBラガルド総裁 発言 | EUR | 大 |
26:00 | 英・BOEベイリー総裁 発言 | GBP | 中 | |
水曜日 | ||||
5月22日 | 15:00 | 英・消費者物価指数CPI | GBP | 大 |
27:00 | 米・FOMC議事要旨 | USD | 大 | |
木曜日 | ||||
5月23日 | 17:00 | 欧・製造業、サービス業 PMI | EUR | 大 |
17:30 | 英・製造業、サービス業 PMI | GBP | 大 | |
21:30 | 米・失業保険申請件数 | USD | 中 | |
22:45 | 米・製造業、サービス業、総合 PMI | USD | 大 | |
金曜日 | ||||
5月24日 | 08:30 | 日・全国消費者物価指数CPI | JPY | 中 |
15:00 | 英・小売売上高 | GBP | 中 | |
23:00 | 米・ミシガン大学消費者態度指数・確報値 | USD | 大 |
順に見ていくと…
5月21日(火曜日)
17時「欧・ECBラガルド総裁 発言」
上記のようにタカ発言や利下げに否定的なコメントが出た場合は注意かもしれません🧐
26時「英・BOEベイリー総裁 発言」
こちらもECB同様に、ベイリー総裁の姿勢がタカ化していないかがポイントになるような気がします。
ただ、ユーロもポンドも最近は米ドルの逆相関色が強いように感じるので、万一があった場合でもそれほど大きな動きにならない可能性も……🫨
5月22日(水曜日)
15時「英・消費者物価指数CPI」
前回のBOE会合で「6月利下げを排除しない…」との姿勢のBOEですが最近の指標結果が強弱混ざる結果で微妙な感じです。
事前予想では減速予想となっていますが、万一反発でもしてきた場合はポンドは買われやすくなるかもしれません🧐
ただ、ポンドに影響しそうな指標が木曜日のPMI、金曜日の小売売上…と、他にもあるので、一筋縄では行きそうもありません😅
27時「米・FOMC議事要旨」
まぁ、スルー気味のことが多いのですが、過去に痛い目にあっているので、一旦EAは止めようかと考えています💦
5月23日(木曜日)
17時「欧・製造業、サービス業 PMI」
製造業、サービス業PMIの集中発表があります。
欧・英・米については反応することがあるので、一応発表時間はチャートを見るようにしています。
21時30分「米・失業保険申請件数」
事前予想では前回値に近い当たり障りのない予想値となっていますが、ブレが大きい場合は動くこともあるので一応注目しています。
5月24日(金曜日)
8時30分「日・全国消費者物価指数CPI」
総合・コア共に大幅な減速予想となっており、予想値に近い数字が出た場合は円売りを後押しするかもしれません。
15時「英・小売売上高」
前回値から大幅悪化予想(-0.6%)になっていますが、他の英指標と同様にブレがあった場合は反応するかもしれません。
無料EAの運用に関しては、遅くとも東京時間のうちに終わらせるのが無難なような気がします。
23時「米・ミシガン大学消費者態度指数・確報値」
速報値では、1年先予想インフレ率( May(P) 3.5% )が高い伸びを示しましたが、確報値で修正されるかどうか…に注目したいと思います。
今週はこんな感じでおしまいです。
慎重に頑張っていきましょう…😇