今週の経済指標(20241014)


先週は、週初ドル相場に方向感がなかったこともあり、主要通貨ペアはそれぞれ相関がやや薄いような感じで始まりました🧐

中盤以降は、上値は重いもののドル優勢の展開となりましたが、無料EA的には有利なトレンドと判断しにくい値動きだったようで、結果的にはエントリーは少なめでした🤔

今日お休みの方も多いと思いますが、「日・スポーツの日」、「米・コロンブス・デー」、「加・感謝祭」で休場となり薄商いになりがちなのでご注意ください。

先週の振り返り

先週のドル相場は方向感なく小動きで始まりましたが、中盤から市場が若干リスクオン気味になると、ドル買いが優勢になりました。

前回のFOMCでは、ほぼ全会一致に近い形(反対はボウマン理事のみ)で0.5%利下げが行われたと報道され、FRB全体でのハト化が印象付けられましたが、今回の議事要旨では(1人ではなく)複数のメンバーが0.25%の利下げを支持していたことが判明し、FRBの総意としてのハト化…という認識に疑問符がつく結果となりました💦

その他、注目だった米CPIでは事前予想を上回ったことで、次回利下げ停止もありうるのでは…との見方から、一時的に強い買いが入るなど…😱 これらの結果はいずれもドル買いを後押しする形となりました🧐

CPI後はNY連銀総裁とシカゴ連銀総裁からドル買いを牽制する発言があり、それが効いたのかはわかりませんがドル買いは一応沈静化しました。

週を通してみればドル買い優勢で終わったものの頭打ち感もあり、何か新しい材料が投下されない限りは、ここから上となると…ちょっとドルは買いにくくなってくるのでは…?、と思います🤔

円相場は、買い優勢で始まりましたが続かず…再度売られる展開…となりました。

買われたり、売られたり…で、久しぶりにボラティリティーの小さめの……小さいと言っても天地で200pips以上ありますがw、最近のドル円としては感覚的に控えめの週だったように思います😅

最近の円相場は、政治要因による影響が強ういように感じます。

石破政権発足直後は「石破ショック」で強烈な円買いが入りましたが、その後の「手のひら返し」ハト化により、良くも悪くも円売り基調となっています。

しかし、石破政権の「手のひら返し」は、おそらく次回選挙対策の「口からデマカセ…」の可能性が極めて高いということには要注意です💦

つまり、政治要因による円売り基調は、衆院選(10/27投開票予定)までの期限付きの可能性が高いということ。

ただ、今後は選挙の情勢調査が明らかになってくるにつれ、場合によっては大きなサプライズになる可能性もあると思います🔥

石破政権は今回の選挙の勝敗ラインについて、非常に低い目標(自公で過半数)を打ち出していますが、現状このラインすら微妙なのでは…という意見もあります。

今後出てくる選挙関連のニュースには注意したほうが良いかもしれません🧐

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
10月9日(水曜日)
米・FOMC議事要旨 発表時と違う❗️
  • 当初ボウマン理事1人とされた反対が、実際には複数人だったことが判明🔥
  • FRBは市場が思っているほど一枚岩ではないカモ…→ドル買い圧力へ📈
10月10日(木曜日)
米・消費者物価指数CPI コア、総合共に

上ブレ❗️

  • 市場予想から上ブレ
  • 直後は強烈なドル買い😱
  • 内容を精査すると、FRBが重視するPCEデフレータに関係のない項目での上昇が主な原因であることが判明→ドル買いが落ち着く😅
米・失業保険申請件数 大幅悪化❗️
  • 新規申請数、継続受給者数ともに悪化💦
  • ハリケーンが原因の可能性もあるが、米国雇用統計への影響が懸念される…
  • ドル売り圧力📉

今週の注目点

今週は米国由来の大きな指標はありません。

中銀絡みでは木曜日のECB会合〜ラガルド総裁記者会見が注目されます🧐

ポンドは以前ほど荒ぶることは少なくなりましたが、英重要指標が3発ありますので、一応注目しています。

いかにも危険なイベントはありませんが、小粒な指標が結構ある…といった感じです😅

今週の無料EA運用スタンス

本日月曜日は東京・米国が休場となり深夜にウォラー理事の発言が予定されていることもあるので、無料EAのスタートは火曜日の東京時間以降にしたほうが無難かもしれません😇

ECBのイベントについては大きく動く可能性もあるので、事前に当該通貨ペアのEAを一部、または全部を一旦止めておくのもアリだと思います。

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
10月14日 日・休場 JPY
米・休場 USD
加・休場 CAD
27:00 米・FRBウォラー理事 講演 USD
火曜日
10月15日 15:00 英・雇用関連指標 GBP
水曜日
10月16日 15:00 英・消費者物価指数CPI GBP
木曜日
10月17日 09:30 豪・雇用関連指標 AUD
18:00 欧・消費者物価指数HICP(改定値) EUR
21:15 欧・ECB会合 政策金利 EUR
21:30 米・小売売上高 USD
21:30 米・失業保険申請件数 USD
21:45 欧・ECBラガルド総裁 記者会見 EUR
金曜日
10月18日 08:30 日・全国消費者物価指数CPI JPY
15:00 英・小売売上高 GBP

順に見ていくと…


10月14日(月曜日)

日・米・加の市場が休場となり市場参加者の減少が予想されます。

27時「米・FRBウォラー理事 講演」

スタンフォード大学主催の会議で経済見通しについての講演を行います。

ウォラー理事といえば、たまに爆弾発言のあるという事と…

万一、薄商いの中サプライズがあった場合は予想外に大きく動く可能性もあるので注意しておいたほうがイイかもしれません🤔


10月15日(火曜日)

15時「英・雇用関連指標」

最近の売り込まれたポンドの環境下で、前回と同程度かそれ以上の堅調な結果が出た場合は、意外と強めの反発になるかもしれないので、一応注意しています。


10月16日(水曜日)

15時「英・消費者物価指数CPI」

事前予想では総合値・コア値ともに前回を下回る鈍化予想となっており、予想に近い結果となった場合は、引き続きポンドは上値は重い展開になるのでは…と考えています。


10月17日(木曜日)

9時30分「豪・雇用関連指標」

失業率がジリジリと上がってきており、今回も悪化するようだと本格的に利下げムードが強くなっても不思議ではないので、豪ドルのターニングポイントになる可能性もあると思います。

18時「欧・消費者物価指数HICP(改定値)」

重要な指標ではありますが、ECB会合直前の改定値ということもあり、動きにくいのではないかと思います。

21時15分「欧・ECB会合 政策金利」

既にラガルド総裁から10月のECB会合での利下げが示唆されており、その後も複数のECBメンバーから同様の発言がされていることから、発表までのユーロは上値の重い展開となりそうです🧐

しかし、既に0.25%の利下げは十分に織り込まれていると考えられますので、特にサプライズがなかった場合の発表前後は「セルザファクト」の一時的な買い戻しの方に注意が必要かもしれません🤔

21時30分「米・小売売上高」「米・失業保険申請件数」

失業保険申請件数のほうは先週大幅悪化したこともあり、今回は多少の反発があるかもしれません。

小売売上高の方は、強い個人消費を背景に今回も堅調な予想となっていて、結果が順当であればドル買いを後押しする可能性もあると思います。

ただ、今後はしばらくドル関連の重要指標が無いので、一旦は材料出尽くしとなります。

この状態で、今後はどう動いていくのか注目されます。(動かないかもしれませんが…💦)

21時45分「欧・ECBラガルド総裁 記者会見」

今後の利下げスケジュールやペースなどについての言及があれば反応するかもしれませんが、ラガルド総裁は非常に慎重なので、いつも通りつれなく…「数字次第…」とノーヒントの可能性が高いように思います😅

でも、万一があるので一応注意しています💦


10月18日(金曜日)

8時30分「日・全国消費者物価指数CPI」

電気代ガス代の補助政策の再開で、総合値では大きめの減速予想となっています。

相場への影響は限定的ではないかと思います…、多少ブレしても円買いには繋がりにくいように思います…🤔

15時「英・小売売上高」

今週のポンド3連チャンの最後、小売売上高です。

今回の指標の中で唯一強い結果を出している指標です。

仮に、ここまでポンドが売り優勢で推移してきた場合、この指標で強めの結果が出た場合は大きめの反発になるかもしれません。

条件付きですが注目しています😅

今週はも慎重に頑張って行きましょう✨








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