今週の経済指標(20241028)


先週は、前半までは前週からの流れを引き継ぎ良い展開だったようですが、水曜日にドル相場の調整が入ったことで流れが変わり、後半はやや難しい場面もあったように思います🧐

個人的には、週を通して相場を見る時間が少なく、NY時間以降に裁量で少し取引しただけで自動売買はお休みでした…😩

まぁ、日米共に選挙絡みでデリケートな時期なので焦る必要はありませんが、もう少し相場に向き合う時間を取りたいところです…😅

選挙については、この記事を書いている時点での状況では自公での過半数の維持が微妙…と、どっちに転ぶかわからない状況となっているようですが……少なくとも与党側の勝利とは言えない状況なのは間違いないようです。

先週の振り返りから

先週のドル相場は、米大統領選トランプ氏勝利の期待から買いが優勢で始まりました。

前週から賭けサイトでのトランプ氏の勝利予想は60%を超えてきており、勝利期待が高まるに連れドル買いも強くなるような感じでした🧐

トランプ有利、共和党有利(上下院)はいずれもドル買い要因になると思われますが、トランプ勝利予想は既に十分に高い水準に達しており、この予想が今後もドル買い材料になりうるのか…については注意が必要で、織り込みが十分進んでいる可能性もあります。

上下院については勝利確率は40%程度と低いので、今後こちらのほうの注目度が上がってくるかもしれません。

何だかんだで、ほぼ一本調子に買われてきたドルでしたが、流石に木曜日にはポジション整理っぽい調整が入りました。

しかし、失業保険申請件数、米PMI、ミシガン大学消費者態度指数が好結果だったことを受け、週末に向けて再び買いが入りました。

週を通してみればトランプ有利報道と経済指標の好結果により、強くドルが買われた週だったように思います🧐

円相場については、今週の日銀会合での利上げは状況的に難しい…との見方からか、円が売られる展開となりました。

ドル買いの中での円売りだったこともあり、ドル円では週初から4円近くも上昇し一時153円台を付けました😱

ただ、153円付近となるとドル同様にポジション整理や、G20に絡めての加藤財務大臣や三村財務官からの口先介入もあり若干値を戻し、152円台で引けました。

米国ほど選挙の影響が露骨に出ていないかもしれませんが、開票が進むにつれて状況は変わってくるかもしれません。

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
10月24日(木曜日)
米・失業保険申請件数 大幅減❗️
  • 前回値、予想値 24.2万人から大幅減の22.7万人
  • ドル買い材料📈
米・製造,サービス,総合PMI 小幅改善
  • 製造、サービス、総合共に前回値・予想値を上回る🧐
  • ドル買い材料📈
10月25日(金曜日)
米・ミシガン大消費者態度指数 上昇📈
  • 前回値、予想値共に上回る
  • 消費者心理はかなり改善てきた🤔
  • ドル買いへ📈

今週の注目点

今週は木曜日の「日・日銀会合〜植田総裁 記者会見」、「米・個人消費支出PCEデフレーター」、金曜日の「米・雇用統計」あたりが注目されます。

また、雇用統計前ということで火曜日のJOLTSの動向も注目度は上がるような気がします。

日銀会合では、このデリケートな時期に利上げの可能性は低いと見られ、円は売られやすいように思いますが…織り込みが十分に進んだ場合はセルザファクトの買い戻しが入ったり…仮に買い戻しが入らない場合でも、植田総裁の記者会見で円売り牽制のタカ発言などでの反落の可能性もあるので、会合前後は十分注意が必要です🤔

衆院選後の動に加え、米国では大統領選がより意識されるようになると思われますので飛び出してくるニュースには気をつけるようにしたいと思います🤔

今週の無料EA運用スタンス

今週は週末に向けて重要な指標や経済イベントがあることや、11月5日が大統領選挙ということもあるので、前半勝負…としたほうが無難かもしれません🧐

重要イベント時にチャートに張り付ける人は、EAを止めて指標トレード狙い…というのもありだと思いんますョ😅

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
10月29日 23:00 米・雇用動態調査(JOLTS)求人件数 USD
23:00 米・消費者信頼感指数 USD
水曜日
10月30日 09:30 豪・消費者物価指数CPI AUD
21:30 米・四半期GDP USD
22:00 独・消費者物価指数CPI EUR
木曜日
10月31日 お昼頃 日・日銀会合、政策金利、展望レポート JPY
15:30 日・日銀 植田総裁記者会見 JPY
19:00 欧・消費者物価指数HICP EUR
21:30 米・個人消費支出PCEデフレーター USD
金曜日
11月1日 21:30 米・雇用統計 USD
23:00 米・ISM製造業景況指数 USD

順に見ていくと…


10月29日(火曜日)

23時「米・雇用動態調査(JOLTS)求人件数」、「米・消費者信頼感指数」

中程度の指標が同時刻に発表されます。

JOLTSについては雇用統計があるのでやや注目度が上が可能性があり、ブレがあった場合は反応するかもしれません。


10月30日(水曜日)

9時30分「豪・消費者物価指数CPI」

前回は四半期CPIが若干反発しましたが、今回で四半期と月次で十分な減速を示せば、RBAの利下げもより現実的になってくると思われます。

21時30分「米・四半期GDP」

FRBが描くシナリオの前提は底堅い米経済の上に成り立っていますが、そこに疑念が出るような結果が出ないかを見ています。

事前予想通りの場合はスルー気味なような気がします🤔

22時「独・消費者物価指数CPI」

翌日に注目の「欧・消費者物価指数HICP」を控えており、中心のドイツのCPIは注目されるように思います。

事前予想ではHICP同様に若干の反発予想となっています。


10月31日(木曜日)

お昼頃「日・日銀会合、政策金利、展望レポート」

大方の予想では「現状維持」と見られています。

利下げがないと見て「円売り」で反応するか、発表までに織り込みが進みセルザフェクトの買い戻しが入るかは分かりませんが、いろんな思惑で動きそうな気がします🤔

15時30分「日・日銀 植田総裁記者会見」

以前もあったような気がしますが…円売り圧力が強い場合、植田総裁の記者会見での強いタカ発言で円売りを牽制する可能性があると思いますので注意しています。

19時「欧・消費者物価指数HICP」

前回は順調に減速したことでECBの目標とする2%をクリアしたことから、追加利下げを期待する結果となっていました。

今回については若干の反発予想となっており、仮に予想通りなら買いで反応する可能性があるかもしれません……が、しかしコア値の方は鈍化予想….🧐

まぁ、中長期で見ればユーロ売りの流れは変わらないように思います😅

21時30分「米・個人消費支出PCEデフレーター」

FRBが重視しているPCEですが、これまで順調に緩やかな鈍化傾向が続いています。

結果が前回値、予想値を下回ってくる場合は、ドル買いにブレーキを掛ける方向に作用するかもしれません。


11月1日(金曜日)

21時30分「米・雇用統計」

雇用者数で、前回25.4万人から大幅減予想の12.5万人です🔥

結果が予想に近い場合は、直後は売られやすいように思いますが…どうなるでしょう😅

更に下振れが大きかった場合は、FRBの利下げペースの加速が意識され、ドルの流れがちょっと変わってくるかもしれないので注目しています。

23時「米・ISM製造業景況指数」

水面下を推移する製造業ですが、前回は微妙に改善していました。

今回も改善傾向が続くのか、とりあえず50のラインを目指しているのかが注目点です。

ちなみに前回値は47.2、予想値47.6です。

重要な経済指標も多いですが、選挙関連のニュースに気をつけながら今週も慎重に頑張って行きましょう👍








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