今週の経済指標(20241216)


先週は、週初に日銀氷見野副総裁が1月会合前に異例の懇談会を開くとの報道が流れ、これが1月利上げ前の地ならし的な意味では……と市場では見られたようです🧐

これに伴い、1月利上げなら12月は見送りなのでは……と言うことになり😱、12月利上げを織り込んでいた反動から、円は週を通して強めに売られる形となりました。

米ドルについてはCPIが不発でしたが、円売りの反動で大きく買われた週となりました。

今週は、年内最後のビッグイベント😱のFOMCに加え日銀会合が控えています🔥

また、週末からはクリスマス休暇〜年末年始休暇と、市場参加者が徐々に減ってきますので、自動売買については、基本的に今週いっぱいで年内のトレードは終了としています。

状況を見ながら稼働させても良いと思いますが、ロットは抑え気味にしたほうが無難です😅

年明けは、様子を見ながらですが1月7日(火)あたりからの運用を考えています。

個人的な都合ですが、親の体調が良くないこともあり、次回の記事更新は1月6日あたりを予定しています😅

先週の振り返りから

先週のドル関連では最も注目されていた米CPIでは概ね予想通り、コア値では0.3%と横ばいとなりました。

これが上振れしていれば、12月利下げ見送りの可能性が浮上していたかもしれませんが、結果は残念ながらの予想通り💦で……発表後は一時的に売られました🧐

PPIでは総合値では前月を上回ったもののコア値では減速と…CPI、PPIともに微妙な結果となり、市場のコンセンサスとしては更に0.25%利下げに傾き、この記事を書いている時点では96%に達しており、ほぼ織り込み完了に近い状態です🤔

(出典 : FedWatch

ただ、週を通して強い円売りの反動もあり、ドルが買われていたように感じます🧐

円相場については、冒頭にも書きましたが、日銀氷見野副総裁が1月会合前に異例の懇談会を開くとの報道が流れて以降、円売り圧力が強くなり結果的に週末まで円売りを後押しする結果となったように思います🧐

また、「日銀利上げは見送りが濃厚か…」といった感じの報道が複数ありましたが、関係者から火消しコメントのようなものも無かったので、益々…12月見送り1月利上げが濃厚なような気がします。

以前にも書きましたが、FOMCでFRBが予想通り利下げし、直後の日銀会合で日銀が利上げに踏み切った場合は、影響がダブルパンチとなるので…それは避けようとするのでは…との見方もあるように思います🤔

ただ、年が明けるとトランプ政権がスタートして、関税政策などで日本の株式市場に悪影響が出た場合に利上げしにくくなる可能性があり、利上げしたい日銀としては「今のうちに…」という思惑もあるかもしれないので……🤔、油断はできません。

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
12月9日(月曜日)
日銀副総裁 氷見野氏

1月会合前に異例の懇談会

円売り🔥
  • 1月利上げの地ならしか🤔
  • それなら12月利上げは無し❗️
  • 円売りへ😱
12月11日(水曜日)
米・消費者物価指数 CPI 予想通り

コア値横ばい

  • 12月利下げ予想の中、上振れすば据え置きの可能性も…
  • 結果は横ばい…不発💦
12月12日(木曜日)
欧・ECB会合 政策金利 0.25%利下げ
  • 予想通り😅
  • 発表後は売られたが週末に向けて全モ💦

今週の注目点

今週は重要指標やイベントが多数あります😱

中でも中銀絡みで非常に注目されるのが「FOMC」、「日銀会合」「BOE会合」ですが、他にも中ボス級の指標が連日あり気の抜けない週です。

ドルに関してはFOMC前の指標では「FOMCの結果待ち…」となり、よほどのブレがない限りは動きにくいかもしれません🤔

また、FOMC以降はクリスマス〜年末年始休暇に向けたポジション整理の動きが目立ってくることが予想されますので、考慮しておくとイイかもしれません😇

今週の無料EA運用スタンス

FOMCと日銀会合については、事前にEAを止めたほうが無難です。

BOE会合についても悩ましいところですが、止めるのもありだと思います。

週を通して連日重要指標がありますので、無理せず慎重に行きましょう😇

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
12月16日 16:15 欧・ECBラガルド総裁 講演 EUR
18:00 欧・製造業、サービス業 PMI 速報値 EUR
18:30 英・製造業、サービス業 PMI 速報値 GBP
23:45 米・製造業、サービス業 総合PMI 速報値 USD
火曜日
12月17日 16:00 英・雇用関連指標 GBP
22:30 米・小売売上高 USD
水曜日
12月18日 16:00 英・消費者物価指数 CPI GBP
28:00 米・FOMC 政策金利 USD
28:30 米・FRBパウエル議長 記者会見 USD
木曜日
12月19日 お昼頃 日・日銀会合 政策金利 JPY
15:30 日・日銀 植田総裁 記者会見 JPY
21:00 英・BOE会合 政策金利、MPC議事要旨 GBP
金曜日
12月20日 08:30 日・全国消費者物価指数 CPI JPY
16:00 英・小売売上高 GBP
22:30 米・個人消費支出 PCEデフレーター USD
24:00 米・ミシガン大学消費者態度指数 USD

順に見ていくと…


12月16日(月曜日)

16時15分「欧・ECBラガルド総裁 講演」

先週のECB会合〜記者会見では目新しいことはなく、ノーサプライズに近かったと思いますが、この講演では新しい材料になるようなことが出てくる可能性もあるので一応注目しています🧐

18時から、欧→英→米と、PMIの集中発表があります。

速報値ということもあり注目ですが、米国についてはFOMC前ということもあり、よほど目を引く結果でないと動きにくいかもしれません。


12月17日(火曜日)

16時「英・雇用関連指標」

失業率は悪化傾向で賃金の伸びも下がってきており、この傾向が更に進むようであれば今後の利下げムードにつながるかもしれません🤔、ただ今週のBOE会合では「金利据え置き」が大方の見方のようです。

22時30分「米・小売売上高」

プラス予想となっていますがFOMC直前の様子見ムードで、よほど大きくブレないと反応しにくいような気がします…🧐


12月18日(水曜日)

16時「英・消費者物価指数 CPI」

前回はやや反発しましたが目標値の2%付近にあり、ECB会合前ということもあり、米国同様にある程度のブレがないと反応しにくいかもしれません🧐

28時(午前4時)「米・FOMC 政策金利〜FRBパウエル議長 記者会見」

0.25%の利下げが予想されていますが、すでに織り込まれている状況なのでこの結果自体では大きく動きにくいように思います。

注目は、今後の利下げペースに関わるコメントがパウエル議長の口から語られるのか…に加えて、ドットチャートがどう変化するのか…が注目だと思います。

2025年に1.00%(4回分)の利下げ予想がメインでしたが、今回変化があるのか…

(出典 : FedWatch


12月19日(木曜日)

お昼頃「日・日銀会合 政策金利」

15時30分「植田総裁 記者会見」

先週のサプライズだった氷見野副総裁の異例の1月会合前懇談会…以降の流れから、利下げは見送られる…というのが大方の予想だと思います🧐

ただ、関係者から確度の高い発言があったわけではなく、全て憶測の域を出ないので注意が必要だと思います。

結果にかかわらず、植田総裁の記者会見が終わるまでは気が抜けないような気がします😱

最近の日銀の常套手段ですが、事前にリーク記事が出てくることもあるので一応注意しましょう😇

21時「英・BOE会合 政策金利、MPC議事要旨」

現状BOEの基本姿勢としては、「緩やかな利下げ…」で急がないことを明言していることもあり、今週の指標で若干ブレがあっても利下げに踏み切るとは考えにくいように思います…(分かりませんが💦)


12月20日(金曜日)

8時30分「日・全国消費者物価指数 CPI」

政府による電気代の補助金縮小の関係もあり加速予想となっており、日銀会合で金利据え置きだった場合は、1月利上げのムードが高まるかもしれません🤔

16時「英・小売売上高」

前回値からプラス予想となっていますが、その前回はマイナス結果だったので、材料にはなりにくいかもしれません。

22時30分「米・個人消費支出 PCEデフレーター」

ポジション整理の流れと合わせて、下振れした場合はドルの足を引っ張る結果となるかもしれません🤔

最後はミシガンなんちゃら〜で今週はおしまいです😇

今週は重要指標が満載で、自動売買的には非常にやりにくいかもしれません(指標トレードにはイイかも…😅)

また、裁量はデイトレードメインですが今週は少し保有時間を短めにしたほうが良さそうです。

無理せず慎重に行きましょう😇








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