先週は、米経済指標とトランプ大統領の言動に反応した一週間となりました🤔
徐々にトランプ政権での関税政策が明らかになってきており、13日には相互関税に関する措置に署名し、これらは貿易不均衡の是正を目的としており、相手国が米国に課している関税と同程度の輸入関税を米国が課すというもので、4月2日以降に発動予定となっています。
3月12日からは、鉄鋼とアルミニウム製品に関して25%の輸入関税を課すと発表🧐
また、自動車、半導体、医薬品などについては、別に輸入関税を課していくと見られるほか、個別での交渉により関税が軽減されたり免除される可能性も残されており、今後の関税政策に関する発表や進展には注目が集まると見られます。
もう一つ、12日トランプ大統領とプーチン氏の電話会談でウクライナ停戦協議へ向けた交渉開始が報じられ、終戦期待からかリスクオンムードが広がり、ドルと円は大きく売られました😅
ただ、具体的にはこれから…といったものが多く、今後もトランプ政権絡みのニュースには神経質な状況が続きそうです💦
先週の振り返りから
10日月曜日、注目された中国の対米報復関税が発動されましたが、特別大きな波乱はなかったように思います(問題がクリアになったわけではありませんが…)🤔
経済指標面で、米CPIでは総合値コア値ともに予想を超えて上振れ再加速となり、利下げムードが遠のく形となり一時は強いドル買いが入りました。
しかし、翌日のPPIでは前回値が上方修正され前月比で鈍化となり、PCE項目である医療サービスや航空運賃などが下がっていたことからドル売りが強まる形に…
更にトドメとして米小売売上高……、前月比で -0.9%💦 と、近年稀に見る大幅減少となりました🔥
何だかんだ言って、個人消費の堅調さが「高金利でも強い米経済」の根拠となっていただけに、この結果を受け更にドルは売られて引け後味の悪い展開に
ただ、今回の結果は山火事などの影響で一時的という可能性もありますが……「強い米経済」に疑念が出てくる可能性もあり、今後は経済指標データの動向への注目度や反応は大きくなるかもしれません😅
円相場については、ウクライナ停戦期待や関税政策の延期などによりリスクオンムードの高まり…等の対外要因メインで円売りの流れとなりました🤔
ドル円で見ると、一方的に売られているようには見えませんが、これはドルも大きく売り込まれているので、相対的にこういうような感じになっています😇
先週の主だった出来事
経済指標(イベント) | 結果 | 一言 |
2月10日(月曜日) | ||
中・対米報復関税発動 | スルー気味🤔 |
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2月12日(水曜日) | ||
トランプ、プーチン電話会談 | 終戦期待🧐
リスクオン💦 |
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米・消費者物価指数CPI | 上振れ📈 |
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2月13日(木曜日) | ||
トランプ大統領
相互関税に関する措置に署名 |
一喜一憂💦 |
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米・卸売物価指数PPI | 前回値上方修正からの減速 |
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2月14日(金曜日) | ||
米・小売売上高 | 大幅下振れ😱 |
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今週の注目点
今週の経済指標は小粒…といった感じではありますが、先週同様にトランプ政権の言動、予定されている要人発言なども注目度が高いのではないかと思います。
要人発言やコメントは、一般的な経済指標と違って数字での単純比較ができないので、個人的には少し苦手です…😅
今週もヘッドラインを気にしつつ神経質な週になるかもしれません🤔
今週の無料EA運用スタンス
本日、月曜日は北米市場が休場となりますので、NY時間以降の市場参加者は少ないと思われますので注意しましょう。
指標自体では、それほど危険そうなものはありませんが、先週同様に要人発言やトランプ政権の言動で市場が動くことが考えられるので、ロット控えめで気楽に行きましょう😅
注目の経済指標とイベント
*日時はJST(日本時間)です。
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
---|---|---|---|---|
月曜日 | ||||
2月17日 | – | 米・休場 | USD | – |
– | 加・休場 | CAD | – | |
08:50 | 日・四半期GDP | JPY | 大 | |
火曜日 | ||||
2月18日 | 08:00 | 米・FRBウォラー理事 発言 | USD | 大 |
12:30 | 豪・RBA会合 政策金利 | AUD | 大 | |
16:00 | 英・雇用関連指標 | GBP | 中 | |
水曜日 | ||||
2月19日 | – | 日・日銀高田審議委員 講演、記者会見 | JPY | 大 |
16:00 | 英・消費者物価指数CPI | GBP | 大 | |
04:00 | 米・FOMC議事要旨 | USD | 大 | |
金曜日 | ||||
2月21日 | 08:30 | 日・全国消費者物価指数 CPI | JPY | 大 |
18:00 | 欧・製造、サービス業PMI | EUR | 中 | |
18:30 | 英・製造、サービス業PMI | GBP | 中 | |
23:45 | 米・製造、サービス、総合PMI | USD | 大 |
順に見ていくと…
2月17日(月曜日)
8時50分「日・四半期GDP」
一応プラス予想となっていますが、内需を中心に良くないので、「利上げへGO!」…みたいな感じにはならないような気がします🤔
下振れした場合は利上げは当分なし…上振れした場合は7月利上げを後押し…みたいな感じになるかもしれないので、結果と相場の反応を確認したいと思います🧐
2月18日(火曜日)
8時「米・FRBウォラー理事 発言」
この人、一応「要注意人物」なので、利下げについての言及など…一応注意したほうがいいかもしれません😅
12時30分「豪・RBA会合 政策金利」
今回は利下げが予想されていて、発表後にはいろんな思惑等で反応するかもしれません。
また、19日のニュージーランドRBNZ会合でも利下げが予想されており、キウイに引きずられる可能性があるので要注意です。
16時「英・雇用関連指標」
現在の英国は経済悪化とインフレの間で難しい状況と言えるので、結果によっては反応する可能性もあるので一応注目しています。
2月12日(水曜日)
—-「日・日銀高田審議委員 講演、記者会見」
宮城県金融経済懇談会にて日銀高田審議委員の講演と記者会見が予定されています。
最近は日銀メンバーから利上げに肯定的な発言が目立ちますが、高田審議委員からもタカ発言が出てくれば円買いで反応する可能性もあるので十分注意が必要です🔥
16時「英・消費者物価指数CPI」
前年同月比で加速予想となっており、予想に近い結果となった場合…順当にポンド買い材料となるのか、織り込みからのセルザファクト…となるのか一応注目しています🤔
午前4時「米・FOMC議事要旨」
前回FOMCの声明や記者会見で示された通り、FRBの利下げに対しては慎重な姿勢が再認識されるのではないかと思います。
よほど目新しい表現や意見がなければ、反応しても限定的ではないかと……🤔
2月14日(金曜日)
8時30分「日・全国消費者物価指数 CPI」
総合、コア、コアコア全て加速予想となっており、単純に日銀の利上げを後押し→円買い…となる可能性もあるので一応注意しています🧐
18時から、欧→英→米と、PMIが発表されます。
特に米PMIについては、トランプ関税の影響で先行き不透明感からどう動くか予想が難しい一面もあるので注目しています。
今週もトランプ大統領の動向しだいかもしれませんが💦
引き続きロット控えめ+慎重気味に頑張っていきましょう😇