先週は、主要通貨については上がったり下がったり…と、やや方向感に乏しくレンジ気味な展開となりました🤔
ドルの動きは、前半は指標軟化やFOMCの内容がややハト的だったこともあり、売りが優勢となりました📉
週後半は、トランプ関税(4月2日の相互関税と分野別関税)が意識されたのか?…買い戻される形となり、週を通してみれば若干ドル買い気味な週だったように思います🧐
トレンドフォロー型の無料EA的には、全体的にエントリーチャンスの少ない週でした😅
先週の振り返りから
ドル相場では、月曜日の「米・小売売上高」…前回の落ち込みの反動も加わってのプラス予想となっていましたが、蓋を開けてみればなんとかプラス圏は維持したものの、予想を大きく下回りドル売りムードとなりました💦
加えて前回値が-0.9%→-1.2%と、下方修正されてのもイメージを悪くしたようです🧐
先週のメインイベントのFOMCでは、政策金利については大方の予想通り2会合連続での据え置きとなりました。
注目だったドットチャートについては、中央値で見れば前回までと同じで年末までにあと2回(0.25% X 2回)の利下げと変わっていないのですが、細かい部分ではインフレリスクを警戒してかやや利下げ回数を減らす方向へ修正されています🤔
出典:CME Group
声明文では、前回の「雇用とインフレの目標達成に対するリスクは概ね均衡している…」という文言が無くなり、新たに「経済の見通しを巡る不確実性は増している…」との文言が追加となった。
おそらく今回のFOMCで一番ドル売りの材料となったのがQT(量的引き締め”Quantitative Tightening”)の減速の発表だったと思います🧐
4月1日より、保有する米国債の縮小ペースを月間250億ドルから50億ドルに引き下げる…とのハト的発表に市場は反応🔥
しかし、これ以降のドル売りは続かず…週末に向けて買い戻されました。
円相場について、注目の日銀会合では全会一致で金利は0.5%で据え置き😇
1月に利上げしたばかりということもあり、こちらも予想通り…といった感じで、特にサプライズなし。
前週に発表された春闘第1回回答集計では、昨年を上回り5.46%となったことは日銀の利上げを後押しする材料となりそうですが、逆にトランプ関税に関連しての不透明感はリスクとなりうるのではないかと思います。
4月に入れば、トランプ関税(4月2日の相互関税と分野別関税)絡みで動きが出てくるように思います。
先週の主だった出来事
経済指標(イベント) | 結果 | 一言 |
3月17日(月曜日) | ||
米・小売売上高 | 悪化🔥 |
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3月19日(水曜日) | ||
日・日銀会合
植田総裁 記者会見 |
金利据え置き |
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3月20日(水曜日) | ||
米・FOMC
パウエル議長 記者会見 |
金利据え置き
QT減速🔥 |
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3月21日(金曜日) | ||
日・全国消費者物価指数CPI | 鈍化 |
|
今週の注目点
今週は、PMIの集中発表、東京CPI、米PCEデフレーターなどが注目されますが、中銀絡みのイベントはなく、全体的には小粒の指標が多いように思います。
FOMCを通過しブラックアウト期間を抜けたことからFOMCメンバーからの発言も出てくると思われます🤔
また、4月2日が近づいてくれば、トランプ関税(相互関税と分野別関税)のニュースも出てくると思うので、ヘッドラインにはそれなりに注意が必要かもしれません🧐
今週の無料EA運用スタンス
事前にEAを止めるような大きな指標やイベントは予定されていませんが、出てくるニュースに注意しながら慎重に行きましょう。
また、反応しそうな指標では該当する通貨ペアのみロットを下げたり止めたりするのもリスク低減になります😇
注目の経済指標とイベント
*日時はJST(日本時間)です。
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
---|---|---|---|---|
月曜日 | ||||
3月24日 | 18:00 | 欧・製造業、サービス業 PMI | EUR | 中 |
18:30 | 英・製造業、サービス業 PMI | GBP | 中 | |
22:45 | 米・製造業、サービス業、総合 PMI | USD | 大 | |
火曜日 | ||||
3月25日 | 08:50 | 日・日銀会合議事要旨 | JPY | 中 |
23:00 | 米・消費者信頼感指数 | USD | 中 | |
水曜日 | ||||
3月26日 | 09:30 | 豪・消費者物価指数CPI | AUD | 大 |
16:00 | 英・消費者物価指数CPI | GBP | 大 | |
木曜日 | ||||
3月27日 | 21:30 | 米・四半期GDP(確定値) | USD | 中 |
金曜日 | ||||
3月28日 | 08:30 | 日・東京都区部消費者物価指数CPI | JPY | 大 |
16:00 | 英・小売売上高、四半期GDP(改定値) | GBP | 中 | |
21:30 | 米・個人消費支出PCEデフレーター | USD | 大 |
順に見ていくと…
3月24日(月曜日)
18時〜「製造業、サービス業 PMI」集中発表
18時からPMIの集中発表があります。
欧・英・米で反応すこともあるので一応注意しています。
特に米国は総合で…1月が52.7→2月で51.6と微妙なラインにありますが、トランプ政権が政策を進めるにあたって、一時的な景気の悪化を厭わないという姿勢を示していることから、さらに悪化した場合は意外と大きめに反応する可能性があるのではないかと思います🧐
3月25日(火曜日)
8時50分「日・日銀会合議事要旨」
1月の日銀会合の議事要旨です。確率は低いと思いますが、なにか目新しいことがあれば反応するかもしれないので、一応注目しています。
23時「米・消費者信頼感指数」
前日のPMIと合わせて、どちらも悪化予想となっており、予想値に近い結果となれば今週前半のドルは売られやすいかもしれません…🤔
3月26日(水曜日)
9時30分「豪・消費者物価指数CPI」
事前予想では前回と横ばいになっていますが、目立つような下振れがあれば反応するかもしれません…
16時「英・消費者物価指数CPI」
先週の英雇用関連指標での賃金の伸びや、トランプリスクから利下げはまだ遠いように感じますが、万一CPIが目立って下振れすれば一時的に売られる可能性はあると思うので、一応注目しています🤔
3月27日(木曜日)
21時30分「米・四半期GDP(確定値)」
確定値なので動きにくいと思いますが、上振れ予想となっているので、反応するかもしれません。
3月21日(金曜日)
8時30分「日・東京都区部消費者物価指数CPI」
全国CPIでは結構反応したので、事前予想では前回値と変わらずですが、ブレがあれば反応するかもしれません🤔
16時「英・小売売上高、四半期GDP(改定値)」
小売売上は、前回大幅回復したこともあり、今回はその反動もあり前月比ではマイナス予想、昨年同期比ではプラス予想となっています。
同時発表の四半期GDPは横ばいで、それぞれブレがあれば反応するかもしれません🤔
21時30分「米・個人消費支出PCEデフレーター」
若干の加速予想になっていますが、CPIやPPIの結果から考えると加速してもその幅は僅かではないかと考えています。
今週もニュースに注意しながら、慎重に頑張っていきましょう😅