今週の経済指標(20250407)


先週は、トランプ大統領による非常に厳しい内容の相互関税措置発表を受けて、世界規模で株式市場の下落、為替市場の大混乱…💦と、大荒れとなりました🔥

その内容は、まず米国向けに輸出する国に一律で 10%の関税を 5日から賦課する事と、対米貿易黒字の大きい国に対しては4月9日から更に高い関税を適用することとなっています😱

具体的には、中国は34%、EUは20%、日本については24%🔥と、驚きの内容となっており、世界的に株式市場・為替市場共に激しい動きとなりました…😱

トランプ関税1

トランプ関税2

トランプ関税

トランプ関税4

(出典:日経新聞電子版

この関税が発動される4月9日は非常に注目度は高いと思いますが、それまでに出てくる各国の対応やニュースなどにも反応する可能性は高く、今週もデリケートな相場となりそうな感じがします…🤔

先週の振り返りから

ドル相場は、前半トランプ関税を控えての様子見展開が続きましたが、いざ発表されると驚愕の内容に一気にリスクオフとなり強く売られ、ISM非製造業あたりまではダダ下がり📉となりました🔥

そこからはジリジリと値を戻し、堅調な雇用統計結果に加えパウエル議長の発言では、「金融政策の適切な道筋(利下げ)を語るには時期尚早…」との内容がタカ的と映ったこともあり、週末に向けて強めに買い戻しが入りました。

週を通してみればドル相場はボラティリティーが大きく大荒れでした😱😱

円相場については、前半様子見ムードが漂っていましたが、週後半についてはトランプ関税の発表に加えて中国が報復関税の発表と米国向けレアアースの規制等の報復措置を発表したことにより、強烈なリスクオフによる円買いを誘発しました🔥

ドル円で見ると、150円付近から一時は145円を割り込むまで😱😱、一気に5円以上の円高となりました💦

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
4月1日(火曜日)
米・ISM製造業景況指数 大幅悪化🔥
  • 前回50.3 → 今回49.0
  • ボーダーの50を3ヶ月ぶりに割り込む💦
  • トランプ関税発表を控え、反応は控えめ…😅
4月3日(木曜日)
米・ISM製造業景況指数 悪化😱
  • 前回53.5 → 今回50.8
米・相互関税発表

(*現地時間2日)

リスクオフ🔥
  • 世界同時株安😱😱😱
  • 米経済先行き懸念
  • リスクオフの円買い‼️
4月4日(金曜日)
中・報復措置発表 リスクオフ
  • 10日から米国製品に34%の追加関税🔥
  • レアアースの米国への輸出を4日から規制他😱
  • 強気の対応🔥
  • 円買い加速
米・雇用統計 予想以上に堅調
  • 失業率は若干悪化したが、雇用者数は大幅な伸び🤔
  • トランプ関税依然のデータ🧐

今週の注目点

今週は何と言っても4月9日(水曜日)のトランプ関税の発動、実際にはどういう形で施行されるのか…、全世界が注目しています🧐🧐

また、それまでに各国との交渉や関係者からの発表、関連するニュースなどにもデリケートに反応すると思われるので要注意です🚨

「米・CPI」や「日・日銀植田総裁の発言」などの指標や経済イベントもありますが、材料的にはトランプ関税の影響が非常に大きいと思うので、普段より影響は限定的になる可能性があるように思います🤔

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テクニカルよりもニュースに反応しそうな雰囲気が強いので、慎重気味に行きましょう😅

ロットは控えめにしておくのが無難かもしれません💦

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
4月7日 08:30 日・勤労統計調査 JPY
欧・EU外相理事会 EUR
水曜日
4月9日 米・トランプ関税発動 USD
15:15 日・日銀 植田総裁の発言 JPY
27:00 米・FOMC議事要旨 USD
木曜日
4月10日 21:30 米・消費者物価指数CPI USD
金曜日
4月11日 15:00 英・月次GDP GBP
21:30 米・卸売物価指数PPI USD
23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数 USD

順に見ていくと…


4月7日(月曜日)

8時30分「日・勤労統計調査」

現在のインフレ状況から見ると、実質賃金は引き続き前年比でマイナスとなる可能性があり、円売り材料となるかもしれませんが、最大の関心事はトランプ関税ということもあり、反応は限定的になるような気がします…🤔

*勤労統計調査は厚生労働省のHPから確認できます。

—-「欧・EU外相理事会」

テーマは当然ながらトランプ関税に対する対応についてで、何らかの発表やニュースが出てくれば、内容によっては大きく反応する可能性があるので、一応注意しておいたほうがイイかもしれません🤔


4月9日(水曜日)

—-「米・トランプ関税発動」

先日の発表どおりに発動するのか、全世界が注目していると思います🧐

各国との交渉過程や結果、関係者の発言など、それまでに出てくるニュースにも反応すると思われるので注意が必要です🚨

15時15分「日・日銀 植田総裁の発言」

第100回信託大会にて挨拶を行います。

厳しいトランプ関税が発表され、日銀としては追加利上げをやりにくくなったのではないか…と見る向きが多いように思います。

おそらく、タカ的ともハト的とも取れないような微妙なニュートラルポジション的無難な発言をするような気がしますが、仮にそうなった場合でも既に一定程度の利上げ織り込みがあったと思うので、多少の円売り反応は出る可能性があるのではないかと邪推しています……😅

27時「米・FOMC議事要旨」

本来であれば、FRBが今後の利下げについてどう考えているか…また、景気動向など、目新しいヒントがないか…などが注目されるところですが、この議事要旨はトランプ関税発表前の3月時点のFOMCのものなので、今となっては材料としての価値は低いかもしれません🤔


4月10日(木曜日)

21時30分「米・消費者物価指数CPI」

ガソリン価格の下落などから、総合値の事前予想では前年比で前回2.8%、予想2.6% となっていて前回に続き連続での鈍化となる可能性があります。

トランプ関税の状況にもよりますがCPI鈍化が鮮明になれば、一時的にしろドル売り圧力がかかるかもしれません…🤔


4月11日(金曜日)

15時「英・月次GDP」

前月比で前回値-0.1%、予想が+0.1%となっていますが、こちらもトランプ関税の行方次第…といった面もあるので、動きは限定的かもしれません🧐

21時30分「米・卸売物価指数PPI」

前日のCPIよりも注目度は下がりますが、PCE項目である医療・金融サービス、航空運賃などの変化には多少反応するかもしれないので注目しています🧐

23時「米・ミシガン大学消費者態度指数」

トランプ関税絡みで消費者心理はあまり良くないような気がします🤔

今週はこんな感じで、関税絡みのニュースに注目が集まりそうです。

慎重に頑張っていきましょう✨








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