今週の経済指標(20250428)


先週は、トランプ大統領によるFRBへの介入姿勢が市場で嫌気され、週初の21日月曜日は、アジア時間からドルの全面安となりました😱

翌22日火曜日は、加藤財務大臣とベッセント米財務長官の会談を前に円は更に買われ、一時139円台をつけ🔥、その後ベッセント財務長官から「関税による米中対立は緩和していく見通し…」との発言からドルの買い戻しが入り、ドル売りムードは反転ドル買いへ…🤔

23日早朝に、トランプ大統領から「…パウエル議長を解任する意図は無い……😳」といった趣旨の発言を受け”バイ〜ン”と、ドルは急伸💦

夜にはベッセント財務長官から、日米間の交渉で「通貨目標を求めない…」との発言や、対中関税の引き下げを検討しているとの報道など……😱、次から次へとニュースが飛び出してきました🃏

振り返れば、先週も米トランプ政権の言動に大きく振り回される週だったと思います💦

ただ、前週末からは大きく上下に振られましたが、終値からは概ね横ばいといったレベルに収まりました😅

先週の振り返りから

トランプ大統領の4月17日の投稿「パウエル議長の解任は一刻も早く実現すべきだ!」に続き、21日には、パウエル議長について「大きな敗者」「遅すぎる…」と批判し、「今すぐ金利を引き下げなければ、経済は減速する可能性がある…」と、露骨にFRBへの利下げ圧力を強めました🧐

現状、利下げ慎重派(タカ派)であるパウエル議長への圧力により、週初からドルは全面安となりました。

トランプ大統領にFRB議長を解任する権限があるのか無いのかは分かりませんが、これらの圧力は中央銀行の独立性を揺るがす重大な問題なような気がします🤔

トランプ大統領がFRBの独立性や法的な問題、市場の混乱などを意識したかどうかは分かりませんが、23日早朝(22日のNY時間引け後)に、まさかの前言撤回!「パウエル議長を解任するつもりはない」との発言…😳

もちろんガツンとドル買いで反応🔥

中盤以降は、24日に米クリーブランド連銀のハマック総裁から「~説得力のあるデータが得られれば、6月にも政策変更の判断が下される可能性がある…」との認識を示し、FRBウォラー理事からは24日「労働市場が顕著に悪化すれば、FRBの最大雇用の責務に基づき措置を講じることが重要だと考えられる」、25日には「…〜労働市場を守るため利下げを支持する…」との考えを示す…など、終始ニュースに振り回される感じとなりました💦

関税政策については、WSJが対中関税の大幅な引き下げが検討されていると報じ、24日にトランプ大統領からの「貿易を巡る中国との政府間交渉は進行中…」との発言もあり、市場ムードの改善に繋がりました😇

ただ、中国側は「中国はいかなる協議も行われていないと改めて否定…」しています💦

それに、日本を含め他の国々に対しても一波乱ありそうな感じで、まだまだ神経を使いそうな感じです😅

経済指標では、先週はPMIの集中発表がありましたが、欧・米・英とも冴えない結果となっています。

特にサービス部門での悪化が目立ち、その要因の一つに米国の関税政策の悪影響が考えられますが、まだしばらく続きそうなので今後のさらなる悪化が懸念されます🧐

  • 5月5日、12日の「今週の経済指標」は都合によりお休みさせていただきます🙇🏻‍♂️

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
4月21日(月曜日)
米・トランプ大統領

パウエル議長へ利下げ圧力

ドル全面安🔥
  • 4/17に続き、パウエル議長を批判😱
  • 利下げしなければ経済は減速する可能性…💦
4月22日(火曜日)
米・トランプ大統領

前言撤回…😳

 ドル買い📈
  • 解任するつもりはない…💦
  • 利下げにもう少し積極的になってほしい…とトーンダウン😅
4月23日(水曜日)
欧・英・米・PMI集中発表 低下が目立つ
  • 欧・製造📈48.7、サ📉49.7
  • 英・製造📉44.0、サ📉48.9
  • 米・製造📈50.7、サ📉51.4
4月24日(木曜日)
米・トランプ大統領

「対中貿易交渉は進行中👍」

ドル買い📈
  • 市場の不安を緩和
  • ドル買い、株買い
4月25日(金曜日)
FRBウォラー理事の発言 ドル売り圧力
  • 高関税→雇用悪化となった場合、労働市場を守るため利下げを支持する…
  • ドル買いにブレーキ🤔

今週の注目点

今週は、日銀会合・米国雇用統計といったビッグイベントに加えて「米・四半期GDP(速報値)」、「米・ISM製造業景況指数」といった、注目度の高い指標があります。

また、検案の関税交渉関連の行方も非常に関心の高い問題であり、先週のようにトランプ政権発のニュースは一際注目度が上がるかもしれません🧐

加えて、進行状況について何らかの発表があると思われますので、内容によってはチャートが大きく反応するかもしれません…🧐

今週の無料EA運用スタンス

人によってはゴールデンウィークに入っている人もいて、早い時間からチャートに貼り付ける人もいるかも知れません😅

自動売買については先週同様、慎重気味にロット控えめで行きましょう😅

ニュースによりガツンと反応する場合は、50%前後の確率でEAのポジションと逆に動くので運勝負になる可能性もあるのでリスク管理は重要です…😇

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
4月29日 日・休場 JPY
23:00 米・雇用動態調査(JOLTS) USD
水曜日
4月30日 10:30 豪・消費者物価指数 CPI AUD
18:00 欧・四半期GDP(速報値) EUR
21:30 米・四半期GDP(速報値) USD
23:00 米・個人消費支出PCEデフレーター USD
木曜日
5月1日 お昼頃 日・日銀会合、政策金利、展望レポート JPY
15:30 日・日銀植田総裁記者会見 JPY
23:00 米・ISM製造業景況指数 USD
金曜日
5月2日 18:00 欧・消費者物価指数 CPI EUR
21:30 米・雇用統計 USD

順に見ていくと…


4月29日(火曜日)

ーーー「日・昭和の日」

東京市場は休場となりますので、市場参加者の減少が考えられます。

特に東京時間は、スプレッドの開きに注意して慎重に行きましょう。

23時「米・雇用動態調査(JOLTS)」

金曜日に雇用統計があるので、雇用関連の指標は普段より注目度が上がります。

特にブレがあった場合は反応する可能性がありますので注意しておきましょう🤔


4月30日(水曜日)

10時30分「豪・消費者物価指数 CPI」

月次と四半期が発表され、ブレが目立つ場合は反応する可能性もあります。

状況にもよりますが、対象通貨ペアのEAのみ事前に止めておくのもアリだと思います🧐

18時「欧・四半期GDP(速報値)」

概ね前回値に近い予想値になっています。

なんとなく、よほど大きくブレないと大きくは反応しにくいような気もします…🤔

21時30分「米・四半期GDP(速報値)」

前回値から大きく減速が予想されており、ちょっと注意したほうがイイかもしれません🤔

23時「米・個人消費支出PCEデフレーター」

鈍化予想となっており、直前のGDPが大幅減速でPCEデフレーターも鈍化となれば、トランプ大統領がパウエル議長に利下げ圧力をかけたくなるのも理解できなくはないです…😅

ていうか、結構ヤバくないですか?


5月1日(木曜日)

お昼頃「日・日銀会合、政策金利、展望レポート」

15時30分「日・日銀植田総裁記者会見」

大方の予想通り金利は据え置きと見ら、注目は声明や植田総裁の記者会見内容中心になると思われます🤔

質疑応答の内容的には、米国との関税交渉について日銀としてどう考えているのか、また、今以上の水準の円高になった場合、日本経済への影響と日銀の対応についての具体的なコメントが引き出せれば、円相場は反応しそうな気もしますが、植田総裁は慎重に言葉を選んで無難にかわすのか注目しています……(鋭い記者が居ることを願っています😇)

23時「米・ISM製造業景況指数」

前回は新規受注の低下により需要の縮小が懸念される結果となりましたが、トランプ大統領関税絡みで今回も同様の傾向になる可能性があるように思います🧐


5月2日(金曜日)

18時「欧・消費者物価指数 CPI」

ブレがある程度あれば反応するかもしれませんが…

21時30分「米国雇用統計」

雇用者数で、前回値22.8万人、予想値13.3万人💦…と、反応しそうな感じはします😅

久しぶりに指標トレードでスマートに勝ちたいところです✨

先週同様、ニュースには十分注意して慎重に頑張っていきましょう👍








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