今週の経済指標(20250519)


先週は、米中の通商交渉で良好に進展しているとの報道から、週初ややドル買いでスタート🧐(ドル円では若干の窓開けでスタート)

12日(月曜)夕方には米中双方が関税を115%引き下げ、今後も協議を続けていくとの発表がありました…😅

注目されていた米中間の関税問題では、とりあえず最悪に事態を避け緊迫した状態はクールダウンする……との見方から、市場はリスクオンムードとなりドルは強く買われました😱

しかし、その後は米CPIが期待したほどの加速がなかったこに加え、「米韓で為替政策について協議している…」との報道から急落…💦

週を通してみれば、ボラはあったもののローソク(週足)では実体部分が短めの週でした🤔

今週はG7後に開催が報じられている、3回目の日米の通商交渉が注目です🔥

「米韓で為替政策について協議している…」というだけで、そこそこ影響があったので、場合によっては大きな動きになる可能性もあると思います…😱

先週の振り返りから

米中通商交渉の前進を受け、買われ気味でスタートしたドルでしたが12日(月曜)夕方頃の「米中双方が関税を115%引き下げ…」報道を受けさらに強く買われました📈📈

しかし、翌日の米CPIでは前月比、総合コアともに+0.2%、前回値は上回っては居るものの事前予想を下回る形となり失速…🤔

散々報道されているトランプ関税によるインフレ込で予想を下回ったことから、結果以上にドル売りに傾いたように思います🧐

15日発表の米PPIについてもCPI同様の傾向となり、総合・コア値、PCE項目についても減速…、トランプ関税によるインフレ懸念は後退する結果となっています🤔

同日発表の米小売売上では、総合・除自動車ともに+0.1%🧐

前月が駆け込み需要により強い結果だったので、その点を考慮すると強い個人消費を維持している…と見ることもできます。

しかし、今回数字にも駆け込み需要が含まれている可能性も高く、駆け込み需要が一巡すればマイナス方向へプレッシャーが掛かる可能性もあると思います。

また、5月14日発行の米中間での関税の引き下げによって、今後統計数値がブレる可能性もあるので、消費についての見通し判断は現段階では難しいような気がします😅

パットしない指標が続くドルでした、週末のミシガン大学消費者態度指数(1年先期待インフレ率)では6.5%→7.3% と急反発を見せ、少し買い戻されて引けました。

円相場については、概ねドルに応じた動きとりましたが、米韓通商交渉にて為替についての議論が行われた…という報道を受け、今週予定されている3回目の日米通商交渉においても、円安是正(ドル安誘導)が議論されるのではないか…という警戒感から、中盤以降は円買い圧力が少しかかっていたように思います🤔

気になる指標では、16日に発表された「日・四半期GDP」、前期比年率-0.7%と、前回値+2.4%から4四半期ぶりにマイナス成長になりました💦

個人消費も冴えない中で先行きも不透明で……これ、かなり深刻だと思います😱

16日の日銀中村審議委員の講演(西日本政経懇話会)にも、景気悪化を懸念する趣旨が語られている部分もあり、普通に考えるなら日米通商交渉の結果がはっきりするまで利上げは見送られるのではないか…と思います🧐

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
5月12日(月曜日)
米中間税

115%引き下げで合意

バイーン
  • 強いドル買い🔥
  • リスクオンで株も買われる
5月13日(火曜日)
米・消費者物価指数CPI  ドル売へ📉
  • 総合コアともに+0.2%
  • 予想を下回る💦
  • トランプ関税インフレは大した事ない…🧐
5月15日(木曜日)
米・小売売上高 判断難しい🤔
  • 総合前月比+1.7%→+0.1%
  • 除く自動車同+0.5%→同-0.2%ともに減速
  • 現状、判断は難しい…😓
5月16日(金曜日)
日・四半期GDP マイナス成長🔥
  • 個人消費の減速😱
  • 日本、結構ヤバいかも💦
米・ミシガン大消費者態度指数

1年先期待インフレ率

急反発📈
  • 6.5%→7.3%
  • ドル若干の買い戻し

今週の注目点

今週はG7財務相・中央銀行総裁会議がカナダ西部のバンフで開かれる予定で、当然ながら各国政府高官の発言には注意が必要で、チャートが反応する可能性もあります。

特に注目度の高いトランプ関税関連の発言には注意したほうがいいと思われます🤔

また、同会議前後で日米両政府による3回目の通商交渉があると言われており、こちらのほうがインパクトは大きくなりそうな雰囲気があります😱😱😱

今週は、要人発言やニュースが特に重要になるかもしれません…🤔

今週の無料EA運用スタンス

本日月曜日はカナダが休場となりますので、該当通貨ペアのEAを稼働させている方は、稼働開始を少し遅らせたほうが無難です。

火曜日の「豪・RBA会合 政策金利」についても該当通貨ペアのEAのみ、相場が落ち着くまで止めておいたほうが無難だと思います。

今週は目立った大きな指標はありませんが、ここ最近の傾向としてニュースで大きく動くことが目立つので、ロットは抑え気味で行ったほうが無難かもしれません。

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
5月19日 加・休場 CAD
火曜日
5月20日 -・G7財務相・中央銀行総裁会議 ALL
13:30 豪・RBA会合 政策金利 AUD
水曜日
5月21日 -・G7財務相・中央銀行総裁会議 ALL
15:00 英・消費者物価指数CPI GBP
木曜日
5月22日 -・G7財務相・中央銀行総裁会議 ALL
10:30 日・野口審議委員の挨拶 JPY
14:00 日・野口審議委員 記者会見 JPY
15:00 英・製造業、サービスPMI GBP
17:00 欧・製造業、サービスPMI EUR
22:45 米・製造業、サービス、総合PMI USD
金曜日
5月23日 08:30 日・全国消費者物価指数 CPI EUR
15:00 英・小売売上高 GBP

順に見ていくと…


5月20日(火曜日)

カナダでG7財務相・中央銀行総裁会議が20日〜22日の間で開催予定です。

政府要人から出てくる発言やニュースには要注意です🚨

特に…日時は定かではありませんが日米の3回目の通称交渉が予定されており、結果次第では大きく反応する可能性があるので関連のニュースには注意しましょう🔥

13時30分「豪・RBA会合 政策金利」

事前予想では0.25%の利下げが行われると見られていますが、現在の雇用状況は比較的堅調で、消費面では特別好調ではありませんが極端に悪いわけでもなく……

米国の関税交渉も当初のハードモードからは随分とソフトになってきており、利下げが見送られても不思議ではないような気もします…🤔

万一が有り得そうな気もするので、一応該当通貨ペアのEAは止めておくのが無難かもしれません😅


5月21日(水曜日)

15時「英・消費者物価指数CPI」

英CPIは一旦は2%を僅かに下回るまで減速したものの、最近は反発傾向にあり前回は+2.6%(コア+3.4%)でしたが、再び減速するかが注目されています🤔

…が、事前予想では公共料金の値上げなどの影響もありインフレ加速予想となっています💦

現状、最注目ではありませんがポンドを主戦場としている人は注意しておきましょう🤔


5月22日(木曜日)

10時30分「日・野口審議委員の挨拶」

宮崎県金融経済懇談会で挨拶(講演)を行う予定です。

また、おそらく2時ころから記者会見が行われるのではないかと思われます。

野口審議委員はハト派として知られているので、少なく見積もっても利上げにつながるような発言は無いのではないかと見ています…🧐

15時からは「製造業、サービスPMI」の発表が続きます。

英・欧・米、については反応することもあるので一応注目しています。


5月23日(金曜日)

8時30分「日・全国消費者物価指数 CPI」

政府の光熱費補助の減少もあり、コア、コアコアの事前予想ではインフレ加速予想となっています🤔

素直に考えれば「インフレ加速」→「利上げ期待」→「円買い」となりますが、実際にはそれほど単純ではなく…

現状、最も影響が大きいのはおそらく日米通称交渉の行方なので、その進展状況によって反応しやすくなるかもしれません…🧐

15時「英・小売売上高」

相場への影響は分かりませんが、関税問題の影響を受ける可能性のある指標だけに、一応注目しています。

今週はG7財務相・中央銀行総裁会議、日米通商交渉もあるので、ニュースには十分注意して慎重に頑張っていきましょう👍








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