今週の経済指標(20251006)


先週は、日米両国の政治・政策リスクが相互に重なりました。

週初、日銀の野口審議委員(ハト派)から、「政策金利の調整の必要性がこれまで以上に高まり つつある…」とのタカ発言が材料視され、円買いの流れでスタート🤔

米国では9月30日がリミットだった2026会計年度向けのつなぎ予算(継続決議)が成立せず、政府機関の一部閉鎖や指標発表の延期が嫌気されました😱

10月1日の「米・ADP雇用統計」では、前回値-0.3万人、予想値+5.2万人を大きく下回る結果で-3.2万人と、2ヶ月連続の減少となりFRBによる追加利下げ期待から、ドルはここまで売り優勢の展開…🧐

週後半にかけては、米政府期間閉鎖の影響で注目指標(失業保険申請件数・雇用統計)などが公開されないなど…材料難となり、やや方向感の欠ける動きとなりました🧐

マーケットが閉まってからになりますが、自民党総裁選でメディアの予想を覆して高市早苗氏が自民党総裁に選出されました🎉

いや〜今回は…「日本も終わりか…」と思いましたが、小泉氏が選ばれなくて本当に良かったと思います😅✨

この先、高市氏にとっては茨の道だと思いますが、なんとか頑張ってもらいたいと思います👍

先週の振り返りから

先週のドル相場は、米政府機関閉鎖リスクに加え冴えない指標結果、日銀メンバーのタカ発言による円買いの反動から、週半ばまではドル売り優勢となりました📉

実際、米国の2026会計年度向けのつなぎ予算は未だに可決せず🔥政府一部機関の閉鎖に突入することに…😱

これにより雇用統計など重要指標の発表が行われず、ドル相場はやや方向感を失った感じとなりました。

最注目だった雇用統計の発表は見送られましたが、発表されたADP雇用統計は悪化💦、ISM製造業では、前回48.7、今回49.1..と、若干の改善はあるものの未だ50の基準を上回れず…🧐、ISMサービス業では、前回値52.0から悪化し今回ギリギリの50💦

発表された指標は、いずれもパットしない結果で、仮に雇用統計が発表されたとしても、好結果は考えにくいことから、ドルは買いにくかったように思います…🤔

結果、週を通してみてもドルは売り優勢の展開となりました。

この記事を書いている時点では、政府機関の一部閉鎖は週明けも継続すると見られており、市場への影響が懸念されます🤔

また、政府機関の閉鎖が解消すれば、雇用統計などが発表される可能性もあるため、今後の動向には注目しています。

円相場については、週初の日銀の野口審議委員のタカ発言に加え、小泉氏の致命的な不祥事が明らかになったものの、責任を取らず(総裁選を辞退せず)…オールドメディアも小泉氏優勢を垂れ流したこともあってか、円は週初から強く買われました。

米政府機関封鎖とのコンボで一時はドル円で週初から2.8円ほど😱146円第半ばまで円高が進む…など、意外と振れ幅が大きくなりました…💦

米政府機関閉鎖に加え自民党総裁選前ということもあり、これといった材料がない中で、金曜日の大阪経済4団体共催懇談会での植田総裁の発言がありました。

発言全文:日銀_最近の金融経済情勢と金融政策運営

内容的には、特に目を引く(利上げに前向きな内容など…)内容がなく無難だったことが逆にハト的と写ったようで、引けにかけて若干円売りで反応しました🤔

自民党総裁選での小泉有利報道の影響もあり、先週は円買いに大きく傾いた週だったように思いますが…

今週はその反動もあり、一定の円売り圧力がかかると見ています…🧐

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
9月29日(月曜日)
日・日銀野口審議委員の講演 タカ発言❗️
  • ハト派の野口審議委員からのタカ発言
  • 円買い圧力
9月30日(火曜日)
米・政府閉鎖回避の期限 否決🔥
  • 政府機関一部閉鎖へ😱😱
10月1日(水曜日)
米・ADP雇用統計 悪化
  • 前回-0.3万、予想+5.2万、結果-3.2万人
米・ISM製造業(9月) 微妙🤔
  • 改善したものの、7ヶ月連続で50を下回る💦
10月3日(金曜日)
日・日銀植田総裁の講演 無難な内容
  • 従来からスタンスは変わらず
  • 無難な内容が利上げに積極的ではない…との見方🤔
  • 円売りで反応

今週の注目点

今のところ、今週は目立った指標は非常に少なく、指標カレンダーでは平穏なように見えますが…、米国の政府閉鎖が続く影響で「公式データの空白」がリスク要因となり、ドル・円ともに短期的に不安定になるかもしれません…🧐

米政府機関の一部業務閉鎖に伴いBLS(労働省)やBEA(商務省)などの統計公表が停止し、9月分の雇用統計や一部指標の遅延・欠落する可能性があることから……、おそらく、代替の民間指標や要人発言、10月8日のFOMC議事要旨が欠落情報の重要な手掛かりになると考える人が多いと思われ、状況と内容によっては大きく反応する可能性もあるので、普段以上に注意が必要です。

金融政策面では、9月会合の判断内容の詳細「FOMC議事要旨(10/8公表)」と、連日FRBメンバーの発言があり注意したほうが良いかもしれません。
市場は既に10月の追加利下げを高確率で織り込んでおり(FedWatchなどで確率が急上昇)、データの空白は「期待の加速→長期金利低下→ドル売り」という流れを強める可能性があります。
しかし、FOMC議事要旨が想定よりタカ的だった場合は、急激な逆回転もあり得るので警戒が必要です。

FedWatch

出典:CME Grope FedWatch

先週は、野口日銀審議委員のタカ発言で利上げ期待があった一方、自民党総裁に高市氏が選出されたことで従来の日銀の方針とは違った「財政拡大」という材料が現状では混在することになります。

順当に考えるなら、高市氏が小泉氏を破ったことで政策的にも円売り圧力が掛かるのが自然ですが、万一高市氏の政策方針から積極財政色が薄れるようなことがあれば話は別です💦

日銀の次回会合の月末(10/29-30)を見据えて、今週は要人発言や高市氏からの政策に関するメッセージで、上下どちらにも円相場が振り回される可能性があるのでニュースには要注意かもしれません…😱

今週の無料EA運用スタンス

今のところは、大きな指標は予定されていませんが…

米政府機関の一部閉鎖が続く現状に加え、日本政府の金融政策が180度変わるかもしれないという今の状況を考えると、ちょっとしたニュースでチャートが大きく反応する可能性は否定できません🤔

また、米政府のつなぎ予算が早々に可決されれば、雇用統計など先週の指標が発表されるかもしれませんので、それはそれで注意が必要です😅

慎重に、ロット抑え気味で頑張っていきましょう✨

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント…少なッ💦
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日
10月6日 豪・休場 AUD
水曜日
10月8日 08:30 日・勤労統計調査 JPY
10:45 日・日銀植田総裁の講演 JPY
27:00 米・FOMC議事要旨 USD
金曜日
10月10日 23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数・速報値 USD

順に見ていくと…


10月6日(月曜日)

—–「豪・休場」

豪市場が休場となります。

無料EA「Scal-3-AUDUSD」を稼働させている人は、スタートを遅らせたほうが無難だと思います…😇


10月8日(水曜日)

8時30分「日・勤労統計調査

現状、円相場への影響はあまりないかもしれませんが、一応賃金関連については推移を見るようにしています。

10時45分頃「日・日銀植田総裁の講演」

「Paris Europlace Forum in Tokyo」にて講演が予定されています。

高市氏が掲げる金融関連の政策について、政府と連携していく感じなのか、日銀の独立性を重視するのか……言及があるかはわかりませんが💦、新政権に対しての日銀の姿勢は注目されていると思います🧐

27時「米・FOMC議事要旨」

FedWatchを見ると、市場では次回FOMCでの利下げがかなり進んでいますが、FRBメンバーの間ではどれくらい利下げが指示されているのか(現実的なのか)注目されます。

市場との乖離があれば反応するかもしれません…🤔


10月10日(金曜日)

23時「米・ミシガン大学消費者態度指数・速報値」

前回値55.1→今回54.6と、悪化予想となっており、政府機関の閉鎖が続いていればドル売り材料となるかもしれません。

今週はイベントは非常に少ないですが、連日FRBメンバーの発言があり、指標が無い分注目されるかもしれません🧐

また、つなぎ予算が早めに可決されれば、先週発表されるはずだった雇用統計や失業保険申請件数などが発表される可能性もあるので要注意です🚨

今週もニュースに気を配りながら頑張っていきましょう✨








コメントの入力は終了しました。
トップへ戻る