今週の経済指標(20251208)


先週は、前週からのドル売り地合いが続く中で、円が買われる展開となりました🧐

156円台前半でスタートしたドル円でしたが、週初月曜日の日銀植田総裁の講演において、次回会合(12月19日)での利上げに言及があったことから、155円台半ばまで一気に円が買われました…😱(参考資料:植田総裁講演全文

ロンドン市場が開くと、今度はドル売りが強まり一時ドル円で155円を割り込むまで突っ込みましたが⤵️、NY時間からは反発⤴️

翌日欧州時間ころには156円まで戻し、週初からの下落分は概ね全モとなりました💦

その後は、トランプ大統領に非常に近い国家経済会議のハセット委員長が、次期FRB議長に指名されるのでは…との思惑が広がり、再びドル売り地合いに…😱

一方国内では、4日木曜日に「高市政権が日銀の利上げ判断を容認する構え…」との報道によりドル円は154円台半ばまで下落(円高進行…)🔥

少し戻して155円台前半で先週のドル円は引けました。

一言で言えば円高ドル安…となりますが、どちらかといえば円買いよりもドル売りが目立つ週だったように思います🤔

先週の振り返りから

ドル相場については、週前半から週後半にかけて「次期FRB議長の人事観測→経済指標の混在→市場の利下げ期待」という感じだったように思います🧐

週初、パウエル議長の後任としてトランプ大統領に近いハセット氏が次期FRB議長の有力候補として浮上した…との報道が拡大し、「より積極的に利下げを支持する可能性がある」との見方から利下げムードを後押しし、市場はリスクオン気味となりドル売り圧力が高まりました。

中盤、水曜日のADPの雇用統計(11月分)では、民間雇用が予想を大きく下回り「約32,000人の減少」となり、労働市場の鈍化懸念から利下げを後押しする材料に…🧐

一方、翌日木曜日の失業保険申請件数では、大幅に減少し約191,000件と3年ぶりの低水準となり、ADP雇用統計との方向性が逆に…💦

これらチグハグな指標結果により、マーケットの反応は一進一退…となりました🤔

CMEのFedWatchツール(この記事を書いている時点で)や主要金融機関の見通しでは、25bpの利下げ確率は高水準を維持しており、週を通しての高い利下げ期待がドル売りの流れを後押したように思います。

FedWatchTools

出典:CME Grope FedWatch

総括すると、ハセット氏が次期FRB議長として有力視・注目されたことで「将来的なより早い利下げ」を連想させたことと、ADPの弱い雇用統計が短期的なドル売りを促した一方、失業保険申請の低下がそれを部分的に相殺する格好で、週前半はドル売り優勢、週後半は指標を見極める動きで揉み合いになりました。

全体で見ればドルは全主要通貨に対して売られ、結果的にはFOMCでの利下げ確率をより上げた週だったと思います🤔

円相場については、週明け12月1日(月)の植田和男総裁の講演で、国内の賃上げ動向が続くかどうかを見極めている段階にあるとした上で、翌週18日・19日に開催される金融政策決定会合について(利上げの)是非について、適切に判断したいと明言しました。

この発言は、従来の慎重姿勢から一歩踏み込んだものと受け止められ、市場ではこれを事実上の「12月利上げの地ならし」と解釈…🔥

これにより、為替市場では円買いが急速に進み、講演後に円相場は1ドル=156円台から一時155円台、さらにロンドン時間以降のドル売りも相まって154円台後半まで円高ドル安に振れ、日本の長期金利も急上昇(利回りが1.87%台を突破)しました。

市場では12月19日の日銀会合での利上げ織り込みが一気に進んだものと思われます🧐

しかし、通常の日銀の金融政策は政府と密接に連携して行われるのが普通であり、今回の植田総裁の発言に対して、積極的な金融緩和を志向してきた高市早苗政権がどのような反応を示すか注目されていたところ…🤔

12月4日(木)にかけて、「高市政権が日銀の利上げ判断を容認する構えだ」との報道が複数の関係筋から伝わり、報道によると政府は過度な円安進行がもたらす輸入価格上昇による物価高騰への懸念を重視しており、日銀が利上げを判断することを容認する姿勢との趣旨🚨

片山さつき財務大臣も5日(金)、「政府・日銀の間で経済認識に齟齬はない」と発言したことで、政府の容認姿勢を再確認🧐

一連の報道により、日銀による12月利上げの確度が一段と高まり、市場の利上げ織り込み度は一時9割に達しました。

これにより、円相場は対ドルでは堅調な推移となりましたが、週末の米雇用関連指標の底堅さによる米ドルの買い戻しを受け、ドル円は再び150円台半ばへと値を戻し、週全体での円高の勢いは限定的となりました。

結果として、この1週間は植田総裁のタカ派的な発言と政府の容認姿勢により、円相場は一時的に円高方向に振れましたが、米国の金融政策を巡る動向との綱引きとなり、週終盤にかけて方向感は見定めにくい動きだったように思います🤔

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
12月1日(月曜日)
日・日銀 植田総裁の発言 利上げ言及🔥
  • 「利上げの是非について適切に判断…」😱
  • 利上げへの地ならし…🤔
  • 円急騰🔥
12月3日(水曜日)
米・ADP雇用統計 悪化💦
  • 前回・予想値を下回る❗️
  • 利下げを正当化→ドル売り📉
12月4日(木曜日)
日・高市政権利上げ容認報道 円買い圧力
  • 円安による物価高騰を懸念、利上げを容認する姿勢…
  • 円買いを後押し
米・失業保険申請件数 改善😳
  • ADP雇用統計と方向性が逆💦
  • 方向感失う…
12月5日(金曜日)
日・片山財相 利上げ容認

再確認

円買い圧力
  • 政府と日銀の間で経済認識に齟齬はない…
  • 政府の姿勢を再確認🧐

今週の注目点

今週は、FOMCが最大の注目イベントです。

今回は利下げがほぼ確実視されており、FOMCが終わるまでは大きなニュースが飛び出してこない限りは、大きく買われにくい状況が続きそうな気がします…🤔

ただ、現状の極めて高い利下げ織り込みの状態で(この記事を書いている時点では86.2)FOMCを迎えた場合、「利下げ+総ハト内容」がデフォであり、声明や記者会見、今後の見通しなどでタカ的な内容や発言が出てきた場合は、予想外に大きく買い戻しが入る可能性があるのでは……と注目しています…😅

また、来週には日銀会合を控えていることもあり、本日月曜日発表の「日・勤労統計調査」や「日・四半期GDP」なども注目されます。

今週の無料EA運用スタンス

FOMC前には一旦無料EAはすべて停止させるのが無難です。

米国以外の中銀イベントである「豪・RBA会合 政策金利」、「加・BOC会合 政策金利」については、該当通貨ペアのEAのみを事前に止めるのが無難だと思います。

例年、EAの運用についてはクリスマス前に運用を停止しているので、年内の実質稼働日数は残り2週間ほどとなりました…😱

積み上げてきた利益を年末に大きく飛ばすと、精神的ダメージも非常に大きく💦、また節税対策やふるさと納税などでも問題が出てくる可能性があります😱😱

今年プラスで来ている人は、無理はせず、安全第一👍

大きく負けないこと最優先で行きましょう…😇

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日
12月8日 08:30 日・勤労統計調査 JPY
08:50 日・四半期GDP、個人消費GDPデフレーター JPY
火曜日
12月9日 12:30 豪・RBA会合 政策金利 AUD
24:00 米・雇用動態調査 JOLTS USD
水曜日
12月10日 23:45 加・BOC会合 政策金利 CAD
28:00 米・FOMC 政策金利  USD
28:30 米・FRBパウエル議長記者会見  USD
木曜日
12月11日 22:30 米・失業保険申請件数 USD
金曜日
12月12日 16:00 英・月次GDP GBP

順に見ていくと…


12月8日(月曜日)

8時30分「日・勤労統計調査」

特に実質賃金では非常に厳しい結果が続いており、今回もマイナスとなる可能性があります😱

8時50分「日・四半期GDP」

今回は改定値となりますが、速報値から更に悪化の予想💦

勤労統計調査と四半期GDP…このような状況の中、来週の日銀会合では利上げが行われる見込みです…🧐

流石に来週の利上げ見送りは無いにしても、来年の利上げへの期待は縮小へ向かうような気がします…


12月9日(火曜日)

12時30分「豪・RBA会合 政策金利」

11月26日のCPIでは予想を上回り+3.8%と高い状況だったこともあり、利下げできる状況ではないようで、政策金利は据え置きが濃厚と見ています…🤔

24時「米・雇用動態調査 JOLTS」

FOMC直前と行こともあり、大きく反応しにくいかもしれませんが、結果に大きめのブレがあれば反応するかもしれません。


12月10日(水曜日)

23時45分「加・BOC会合 政策金利」

以前ほど激しく動くことは少なくなりましたが、対象の通貨ペアのEAについては一応注意しておきましょう。

28時「米・FOMC 政策金利」

28時30分「米・FRBパウエル議長記者会見」

今週のメインイベントです。

利下げ織り込み済の状態にあり、注目は声明やパウエル議長も記者会見の方ではないかと思います。

今後(来年)の利下げ見通しやヒントが無いか…細かな点にも注目されると思います。

また、ドットチャートの変化は注目度が高いと思います。

これまでの利下げ織り込みが過剰レベルだった場合、さらなるドル売りよりも反発(ドル買い)方向のほうが反応が大きくなる可能性があるように思います🚨


12月11日(木曜日)

22時30分「米・失業保険申請件数」

今週は悪化予想となっています…が、FOMC通過後で感度が少し下がっているかもしれません…🤔


12月12日(金曜日)

16時「英・月次GDP」

前回は-0.1%と冴えない結果でしたが、今回は……+0.1%と、これまた微妙💦

最近はポンドに対するポジティブなニュースが多く、どちらかと言うと買い優勢な状況のポンドですが、指標結果がガクンと下振れした場合は意外と反応するかもしれないので一応注意しています。

こんな感じで今週もおしまいです。

今年も残り僅か、慎重に頑張っていきましょう👍








コメントの入力は終了しました。
トップへ戻る