今週の経済指標(20251215)


先週は、日米の金融政策における方向性の違いからドル円他、主要通貨において比較的大きく動いた週となりました🧐

週前半は様子見ムードが漂っていましたが、10日(水曜日)深夜のFOMC〜パウエル議長の記者会見以降は相場を大きく揺さぶる結果に…🔥

どの通貨ペアも結構動いているように見えますが、実際はドルと円の売りが目立ちました。

ただ、事実として米国の「利下げ継続」と日本の「本格的な利上げ」という、真逆の政策ベクトルが明確になりつつあり、長らく続いた円安基調からの転換がより現実味を帯びて来る可能性が出てきたのかもしれません…🚨

来週の日銀会合での政策金利発表と記者会見を前に、市場は日米の「金利差縮小」をどう受け止めていくのかが注目です。

今週は、重要指標や主要国中銀の金融会合に加え、クリスマスを前に市場参加者が徐々に減り始めることが予想され、自動売買についての年内の運用は、今週いっぱいまでを予定しております。

来週以降にEAを動かす場合は、ストレスを感じないレベルまでロットを下げての運用が無難ではないかと思います😅

年明けは、様子を見ながらですが…1月6日(火)もしくは1月13日(火)あたりからの運用を考えています。

また、諸事情により次回の記事更新とメルマガは1月15日あたりを予定しています😅

先週の振り返りから

ドル相場については、週初は米国の重要イベントを控えた警戒感から大きな動きはなかったように思いますが、週半ばのFOMC以降は大きく売り込まれる結果となりました。

週前半は、10日深夜に予定されていたFOMCを前に、積極的な取引は少し控えられたように思います🧐

9日(火曜日)のJOLTSでは、予想を上回ったことから少しドルが買われました。

注目だったFOMCでは、市場の予想通り政策金利目標を0.25%引き下げることを決定…🧐

市場ではすでに利下げ自体は織り込まれていたため、インパクトは無かったと思いますが、声明やパウエル議長の記者会見が、予想されていたほどタカ的ではなかったことから、ドル売りが優勢となりました📉

また、今回の利下げに際して、投票権を持つ12人のFRBメンバーのうち賛成が9人、反対が3人(実質2人)となり、メンバーの間で意見が一致しなかったことが判明しています。

ドットチャートの中央値では、2026年は1回程度の追加利下げを想定…といった感じですがメンバー間での見通しは幅が広く、来年もFRBの金融政策に振り回される可能性があるように思います。

ドットチャート

(出典 : FedWatch

興味深いところでは、パウエル議長の記者会見で雇用の悪化、下振れリスクについて何度も言及があり、金融政策に大きな影響を与えていることが伺えます🤔

また、インフレについても依然として高い…との認識を持っており、雇用悪化リスクとインフレリスクとの間で難しい舵取りを求められているのが浮き彫りになったように思います🧐

ちなみにドットチャートの「Longer Run」(中立金利)の中央値は3%程度でした💦

結果的に、今回のFOMCでは予想されていたほどタカ的とは見られず、ドル売り優勢となりましたが、パウエル議長の慎重な姿勢とドットチャートのばらつき、加えて今後の雇用・物価指標などでFRBのスタンスが素早く変わる可能性…といった先行き不透明感が、ドルの下落幅を限定した可能性もあるように思います🤔

円相場については、前週から続く日銀の追加利上げ観測が意識された状態でスタート

前半は、今週のFOMCで「タカ的な利下げ…」との思惑から、ドル円は一時157円直前まで上昇📈😱したものの……続かず💦

FOMC以降のドル売りの流れを受けドル円は155円付近まで下落📉

週末にかけて、19日の日銀会合では「政策金利を引き上げる方針を固めた…」との報道が流れたものの、前週から地ならしされていたこともあり織り込みが進んでおり、円高の一服感から終盤はやや方向感のない動きとなりました。

ドル円を見ていると、上がったり下がったりの週でしたが、主要通貨全体を見わたすと、ここ最近のドルと円が非常に弱いことが少し気になります…🤔

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
12月8日(月曜日)
日・勤労統計調査

実質賃金

-0.7%💦
  • 10ヶ月連続でのマイナス😱
  • 実質賃金のマイナスが続いている中で日銀の利上げか🚨
12月9日(火曜日)
米・雇用動態調査 JOLTS 上振れ
  • 求人件数は9月、10月ともに予想を上回った
  • ややドル買いへ📈
12月10日(水曜日)
米・FOMC 政策金利

パウエル議長記者会見

0.25%利下げ
  • 予想されていたほどタカ的ではなかった→ハト的に映る💦
  • ドル売り圧力🔥
12月11日(木曜日)
米・失業保険申請件数 悪化💦
  • 前回19.2万人、予想22万人、結果23.6万人で増加
  • ドル売り材料…📉

今週の注目点

今週は、日銀会合、米国雇用統計他、中銀絡みのイベントやCPIなど、非常に重要度が高く注目されている指標やイベントが多数あります😱

欧米では週後半からクリスマス〜年末年始休暇に入るところも出てくると思われるので、ポジション整理の動きが出てくる可能性もあるので注意しましょう。

また、指標カレンダーには載せていませんが、FRBのブラックアウト期間が明けたこともありメンバーからの発言が多数あります。

FRBの利下げスケジュールに関連するような発言があれば反応するかもしれません…🤔

今週の無料EA運用スタンス

今週は、雇用統計に始まり日銀会合まで、重要なイベントや指標が多数あり自動売買にとってやり難い週だと思います。

個人的には、雇用統計では一旦全停止、日銀会合の前までに今週のEAの運用は切り上げるのが無難かと思います。

途中にも重要な指標やイベントが多数ありますが、様子を見ながら場合によっては該当通貨のみの一旦止める…というのもアリかな〜と考えています。

また、これだけイベントが多いと、裁量トレードも面白そうです😇

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日
12月15日 08:50 日・日銀短観 JPY
火曜日
12月16日 16:00 英・雇用関連指標 GBP
22:30 米・雇用統計 USD
22:30 米・小売売上高 USD
水曜日
12月17日 16:00 英・消費者物価指数CPI GBP
19:00 欧・消費者物価指数HICP EUR
木曜日
12月18日 21:00 英・BOE会合 政策金利 GBP
21:30 英・BOEベイリー総裁 記者会見 GBP
22:15 欧・ECB会合 政策金利 EUR
22:30 米・消費者物価指数CPI USD
22:45 欧・ECBラガルド総裁 記者会見 EUR
金曜日
12月19日 08:30 日・全国消費者物価指数CPI JPY
お昼頃 日・日銀会合 政策金利 JPY
15:30 日・日銀 植田総裁 記者会見 JPY

順に見ていくと…


12月15日(月曜日)

8時50分「日・日銀短観」

今回の結果が金曜日の日銀会合の結果を変える可能性は低いと思われますが、会合後の円相場に影響すると思われるので、一応目を通しておきましょう。(日銀短観


12月16日(火曜日)

16時「英・雇用関連指標」

メインは木曜日のBOE会合の方だと思いますが、万一雇用関連に目立ったブレがあれば反応するかもしれないので、一応注目しています。

22時30分「米・雇用統計」「小売売上高」

FOMC後のドル相場の方向性を占う上で、極めて重要と考えています🧐

先週のFOMCでは利下げが実施されたものの、パウエル議長は利下げペースに慎重な姿勢を示しており、雇用統計が追加利下げを正当化できるかどうかの、重要な試金石になるかもしれません🚨

小売売上高については、雇用統計と同時発表のため存在感がやや霞むかもしれません…🤔


12月17日(水曜日)

16時「英・消費者物価指数CPI」

BOE会合の直前ですが、予想値と目立ったブレ(特に上振れ)があれば動くかもしれません🤔

ちなみに、前回値3.6%、予想値3.5%となっています。

19時「欧・消費者物価指数HICP」

こちらもECB会合直前となります。

ちょっと考えにくいですが、大きなブレがあれば反応するかもしれません🧐


12月18日(木曜日)

21時「英・BOE会合 政策金利」〜「ベイリー総裁 記者会見」

今回は0.25%の利下げ予想となっており、ベイリー総裁の会見にも注目が集まります。

22時15分「欧・ECB会合 政策金利」〜「欧・ECBラガルド総裁 記者会見」

今回は据え置きと見られており、反応は限定的かもしれませんがラガルド総裁の会見のほうが注目かもしれません。

22時30分「米・消費者物価指数CPI」

先週のFOMCでの利下げの答え合わせになるかもしれません…🤔

21時以降、重要なイベントと指標が2時間足らずの間に密集しているので、チャートに張り付ける人にとっては裁量での短期売買のチャンスかも知れません✨😅


12月19日(金曜日)

8時30分「日・全国消費者物価指数CPI」

日銀による政策金利発表の直前での発表となります。

結果によって政策金利が変わることは考えにくいですが、今後金融政策や円相場に影響する可能性はあるので注目です。

お昼頃「日・日銀会合 政策金利」〜「植田総裁 記者会見」

最後に、今週のメインイベントです🔥

既に利上げの地ならしが十分行われており、市場でも織り込みがかなり進んでいると思われるので、注目は政策金利自体よりも、今後の利上げペースや日銀の考える中立金利の水準等、今後の金融政策のヒントになることがないか……に注目が集まるかもしれません🤔

先週と今週の主要国中央銀行の金融政策の方向性と先行きによって、各通貨ペアの方向性にも影響してくるので、各中銀のスタンスや温度感には注目ではないかと思います。

今年も残り僅か、無理な勝負は避けて慎重に頑張っていきましょう👍








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